こんばんは、副会長の石黒です
Instagramの方にも載せましたが、最近施設に来た茶トラの吹雪(ふぶき)くん。
10歳でノンキャリアの男の子です。
現在里親さんを募集しているのですが、吹雪くんについて少し長くなりますが話をさせていただければと思います。
吹雪くんとの出会いは、昨年の11月頃に団体にかかってきた一本の電話からでした。
番号を見ると明らかに道外からの電話。
代表が
「道外からかかってくるって何だろう?」
と言いながら電話に出ると、千歳でお独りで暮らしているお父様の飼っている猫についての相談でした。
相談してきたのは道外に住まわれている娘様。
お父様が高齢である事、持病もある事、今はなんとか猫のお世話も出来ているが、今後何かあった時に猫をどうしたらよいか?という相談でした。
その頃ちょうど12月に譲渡会を予定していたので、お父様がお世話を続けながら、譲渡会に連れてきて里親さん探しをしてみたらどうか?という提案をさせてもらいました。
ご自宅に迎えに行った時にはとても人懐っこく、大人しい茶トラの猫さんというイメージでした。
ご自宅でも大切にされているのがわかり、大好きなオヤツなども渡されて施設へと向かいました。
ところが・・・
施設に着くなり不安からか威嚇しまくり、暴れまくり、唸りまくりで、なんとか落ち着ければとゲージにタオルをかけて一晩スタッフルームで過ごしてもらったのですが、翌日の譲渡会の時間になっても状態は変わらず・・・💦
結局譲渡会に参加は出来ず、そのまままたお父様の元に連れて帰りました。
事情を説明すると
「やっぱり怒りましたか💦この子は器量も良くないし、そんなに簡単に飼い主さんは見つからないと思うんですよ・・・」
お父様の表情は、仕方ないかという気持ちと少しホッとしたようにも見えました。
実際ご自宅に戻ると何事もなかったように落ち着いて、家の中をゆったりと動き回り寛いでいたんです。
娘様とも話をし、お父様が元気な間は現状のままで、里親さんを探すにしてもご自宅にいる状態の猫さんを見てもらった方がよいかもしれないと話していた矢先・・・
年が明けて団体に娘さんから電話がありました。
年末年始の間にお父様が体調を崩し、すぐにでも入院が必要との事!
翌日に猫さんを迎えに行きました。
前回と同じく、激怒でした💦
施設は沢山の猫がいるので、とりあえず代表宅へ。
代表宅も猫が沢山いるのですが、施設よりはまだ数も少ないので・・・と思ったんですがやはり怒り具合は凄まじく、初日はゲージの中にハリケーンでも通り過ぎたのかというくらいの荒れっぷりだったそうです💦
少しずつ慣れてきて、人が触ったりするのは大丈夫な状態になりました。
ただ、あまり他の猫さんの事は好きではないようでした。
今までお父様とゆったりのんびり自由に暮らしてきた吹雪くん。
ゲージに入れられるのも好きではないようです。
吹雪くんはできたら一匹でゆったり過ごせるお家の方に里親さんになってもらえたら良いかなと思います。
今はスタッフ宅で預かり、かなりリラックスした状態で過ごしています。
年齢は10歳ですが、ご飯もしっかり食べるしトイレも上手です。
どうか吹雪くんに新しいご家族との出会いがありますように。
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